院長ブログ

22.06.17

星野歯科駒沢クリニックの星野です。

昨日は久しぶりに青物横丁にあるCARESソリューションセンターという技工所に行ってきました。ここの所長である崎田さんとは開業前のクリニックで一緒に働いていました。

色々な技工所を見学しましたが、多分デジタルラボでは世界一だと思います。

鹿児島にもラボがあってCAD/CAM 35台は凄いです。

今までの歯科技工は石膏模型を介して歯科補綴を作っていました。
患者さんの歯形を取って、そこに石膏を流し込んで、硬めて石膏模型上でワックスアップをして歯の外形を決めて他の材料に置き換えて歯を加工していました。
この方法は手間がかかることと、時間がかかることと匠の技が必要でした。

デジタル化では歯形をスキャナーで撮影してそのデータをパソコンを使って送ります。そのデータから製作ソフトで歯の外形を決めます。
そのデータをミリングマシーンで削り出して、研磨、ステインニングして仕上げます。
メリットとしては患者さんも歯科医師も楽に歯形を簡単に取れます。石膏模型を介さないので、清潔です。変形がないです。材料費も減らせます。作業時間も減らせます。技術差が少ないです。
メリットばかりです。
しかし精度の問題がありました。その精度も石膏模型で作るより高くなってきました。

この技工所では全てがデジタル技工です。
CAD/CAM精度がとてもいいです。

ジルコニアのサクラディスクもここで開発されました。