院長ブログ

21.06.24

星野歯科駒沢クリニックの星野です。

10年以上前にアンキロスインプラントで、上下無歯顎のインプラント義歯を作成したのですが、材料が劣化して義歯にヒビが入るようになりました。

そこで今回は全ての被せ物をやり直すことになりました。

インプラントの上部にsyncone という特殊なアバットメントを装着しています。セメントでもねじ止めでもなく嵌合力だけで被せ物をつけています。

この利点はネジが緩むこともなく、セメントの取り残しも無いので理想的な被せ物ができます。 今の被せ物のほとんどのケースでは、ほぼどちらかになります。 こういう構造が組み込まれたインプラントには数えるほどしかありませんが、存在しています。 アンキロスのsynconeシステムかITインプラントです。 今　最もインプラント周囲炎にならないインプラントはITインプラントだと思います。