星野歯科駒沢クリニック

HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC

院長ブログ

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Doctors file の記事

21.06.25

星野歯科駒沢クリニックの星野です。470E9CBE-A119-42C0-A16E-F480BE10824B.jpeg

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ドクターズファイルで久しぶりに記事を書いてもらうことになりました。自分の歯科治療に対する考え方を書いてもらうようにインタビューを受けました。クリニックの写真も撮りなおしてもらいました。

このサイトはとてもいい記事を書くのと、綺麗な写真を載せてくれます。色々な他の病院の記事も読ませていただきましたが、とてもいいです。クリニックの特徴や院長の人柄がわかります。

以下は前回(2019年)の記事です(ちょっと長くなりますが、・・・)

●歯だけでなく体の健康にも目を向けてほしい

Q.前回の取材から3年がたちますが、変化や力を入れていることを教えてください。 1F479D6D-6F1D-4329-BBD0-036F099E1A38.jpeg

ハード面としては2階の内装をリニューアルし、よりきれいで快適になりました。

治療内容としては、以前から、メディカルトリートメントモデル(MTM)と呼ばれる、検査・リスク診断・原因の解明・口内環境の整備・治療・再検査・定期検診という流れで行う、虫歯や歯周病の予防歯科に力を入れていました。

数年前からは、クリニック2階に体組成計や血圧計を設置して、歯科検診に来てくださった患者さんに使っていただけるようにしたのです。歯の健康と全身の健康は深く関わるので、例えば、歯茎から入った菌が全身に移動し増殖して、心臓であれば心筋梗塞、脳ならアルツハイマーや脳梗塞、肺なら肺炎を引き起こす原因となる可能性があります。だからこそ、口の中をきれいに保つことが、多くの病気予防につながっていくと考えるのです。歯科検診と同時に、体の健康にも目を向けていただくことで、全身の健康維持をめざしてほしいという思いから始めました。

Q. 実際に患者さんの反応はいかがですか?

患者さんたちに歯の健康が全身の健康に関係するというお話をすると、ご理解いただき「もっと頑張ろう」と意気込まれる方が多いですね。

僕自身も健康維持と、患者さんに対してご説明をするために、デンタルフロスや歯間ブラシ、マウスピース型装置を使った矯正も行っています。実はマウスピース型装置は夜だけつければよいのですが、あえて診療中もつけて、そのまま患者さんと接することで「つけたままでも、そのまま話せる」「見た目的にもわかりにくい」ということを、実感いただいています。自分が経験したことがないものを患者さんへ勧めても説得力がありませんからね。

Q.現在の患者さんの層を教えてください。

近隣エリアにお住まいの方を中心に、長い患者さんでは20年くらい通われている方も。とても前向きに取り組んでくださる患者さんが多く、年々歯科医療に対する知識を広げています。

当院では早くからホームページで情報発信することに力を注ぎ、開業当時はその情報を見た患者さんが、遠くから来てくださることもありました。今でもホームページで情報をお伝えすることを大切にしています。自分のやりたい治療を実現するために、それを求める患者さんをたくさん集めることが大事なので、これからも情報を発信し続けていきたいですね。

●予防歯科「メディカルトリートメントモデル」

Q.メディカルトリートメントモデルについて教えてください。

メディカルトリートメントモデルは、虫歯や歯周病を予防することで、健康に過ごしてもらうためのケアの流れを指します。歯の治療がしたいと患者さんが来ると、もちろん最初に痛みを取るための応急処置などはしますが、それらの本格的な治療を始める前に、虫歯や歯周病になりにくい状態に口腔環境を整えていきます。普通の病気で病院に行った時、原因も何も調べずにいきなり手術はしませんよね。だから歯科医院でも同じにように、最初に検査をして原因を調べて、その原因となっていることをしっかりと改善へ導いてから、治療に取りかかることが必要なのです。そうすることで再発を予防し、より長い期間を、自分の健康な歯で過ごすことがめざせるようになります。

Q.具体的には、どのようなことをするのですか?

まず問診と口腔内の写真、エックス線撮影をして、これらの結果を見ながら、現在の口の中の状態や将来の予想、どのような治療が必要なのか、メディカルトリートメントモデルの全体的な流れを話します。次に歯科衛生士が、歯周病と唾液による虫歯菌の検査をして、口腔内の状態を把握した後に、環境を整えるためのクリーニングやブラッシング指導などを行います。その後は2ヵ月程度、週1回程度通っていただいて、口腔内環境を整えていってから、本格的な虫歯や矯正などの治療へ。その後にもう一度、口の中の検査をして、それぞれの虫歯や歯周病のリスクに合わせたオーダーメイドの予防プログラムを続けてもらうことで、できるだけ長く健康な歯で過ごすことをめざします。

Q.メディカルトリートメントモデルを取り入れるにあたって、準備が必要だったのではないでしょうか? CD138AA6-273A-4C6D-9B7A-1D2995E2CD0F.jpeg

まず、必要な検査機器を用意しました。そして歯科医師と歯科衛生士のすることがはっきりと分かれているので、歯科衛生士には専用の診察室を用意しています。1階はすべて歯科医師による治療用の部屋で、2階は歯科衛生士がメンテナンスなどで使う部屋です。すべてが個室なので、歯のことに関する個人的な悩みなども周りを気にせずに話していただけます。

メディカルトリートメントモデルはチームプレーなので、僕一人では実現できません。ですから当院の歯科衛生士は全員、専門の先生のセミナーを受けていますし、歯科助手も受付も全員、同じ説明ができるように教育しています。全員が、患者さんの歯の健康を目的に一致団結しているのです。僕も、メディカルトリートメントモデルを取り入れるにあたって、自分の考え方も変えました。葛藤の毎日でしたが、患者さんの歯を守るためには、これしかないと思っています。

●予防歯科を通じて全身の健康維持をサポートしたい

Q. 新しい治療を貪欲に取り入れる原動力は何ですか?

僕の周りには、歯科医師や医師をしている親戚は1人もいませんでしたから、歯科医師になるのは難しいのではないかと言われたこともありました。ですから、そういう人たちを見返して見せようとか、2代目や3代目の歯科医師に負けたくないという意識は、かなりありましたね。新しいものでも、患者さんのためになると思えばどんどん取り入れて、より正確性と安全性にこだわった治療ができるようにと考え、そういうチャレンジ精神でここまでやってきました。挑戦したことのすべてがうまくいったわけではなく、試行錯誤の連続ですが、常に勉強をしています。

Q.先生ご自身の健康法について、教えていただけますか?

子どもの頃からスポーツが大好きで、特に水泳は小学校5年生くらいからずっと取り組んでいます。小・中学生の頃は競泳、高校では水球を行っていました。今でも空いた時間に水泳をすることがありますし、サーフィン、ゴルフ、朝のジョギングは日課ですね。食事面も気を配っています。朝は生野菜を食べ、ヨーグルトは自分で作り、食事は全体的に魚料理が中心です。このように日常的に運動を取り入れたり、食事に気をつけたりしています。皆さんも無理をしない程度に、運動とバランスの良い食事を心がけてみてください。

Q. 今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

今後もメディカルトリートメントモデルを進めながら、口の中のことだけでなく、全身の健康づくりに取り組んでいきたいですね。例えば、歯周病と糖尿病は深く関わっているという話がありますし、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化と歯周病が関わっているということもいわれています。そのため歯周病を予防できれば、それらの病気のリスクにも影響があると考えられるわけです。メディカルトリートメントモデルを通じて、虫歯や歯周病で歯を失うことなく、皆さんが少しでも長く健康に過ごせるためのお手伝いをしたいと思っています。それに関連して、今後も内科や循環器科、耳鼻科、皮膚科などの先生方とも連携していきます。健康感を高めることに当院を役立てていただければと思います。ぜひ気軽にお越しください。

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