星野歯科駒沢クリニック
HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC
DOCTOR BLOG
歯科医師の星野です。
この記事は歯科医師向けです。
Trios4との比較の文献はまだありませんが、現在はシロナのprime scanが最も精度が高いと言われています。
今回は臼歯単冠のケースで左右計8本を同時にTrioe3でスキャンをして、模型無しで作ってもらいました。
コンタクトや適合に関しては従来のラバー印象よりもいいかもしれません。
色調もジルコニアのサクラで、シェードもSakura ジルコニアで取りました。
Lightを選択して指定はA2でしたが、A2らしく出来上がってきました。
特にコンタクトはピッタリでした。
補綴物はCAD/CAMで製作したSakuraジルコニアです。
咬合に関しては若干左側が高く調整をしました。これはラバー印象した時と同じです。
Trioe3以降では、指や頬、舌がスキャンされても自動的に消されます。
Prime scanもそうです。この機能があることで安心してスキャンできます。
後は噛み合わせを採取する際に、従来はバイト材を咬ませることで模型が多少浮きます。
光学スキャンでは、噛んだ状態で頬側からスキャンするので変形や浮きがありません。
感染予防の観点からも、印象、石膏などが無いので感染のリスクを減らせます。
形成さえしっかりできれば、これほどいい方法はありません。
ただ形成が悪いと適合が悪くなるので、ラバーより精度が落ちると判断する歯科医もいると思います。
うまく使いこなすと、とても効率的です。
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