星野歯科駒沢クリニック
HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC
STAFF BLOG
歯科衛生士の高橋です。
先日、毎年開催される熊谷崇先生の日吉歯科診療所が開催しているオーラルフィジシャンチームミーティングに山形県酒田市にスタッフ数名と参加してきました。
[オーラルフィジシャン]とは、口腔の二大疾患であるむし歯と歯周病に対して検査に基づいて治療計画を立て、疾患の発症と再発を予防することにより患者さんの口腔内を生涯にわたって守り育てる人を指します。現在、熊谷先生の日吉診療所を中心にオーラルフィジシャンの育成が全国から注目されています。
今回のチームミーティングは過去に日吉歯科診療所で行われるオーラルフィジシャン育成セミナーに参加した全国の歯科医院の方々が多数参加していました。今回、挙げられていた目標は『KEEP28』という言葉でした。みなさん「8020運動」という言葉は聞いたことありますか?これは厚生労働省より推進されている満80歳で20本以上の歯を残そうという運動です。成人の歯は親知らずをぬかすと全部で28本あります。その状態から8本も少ない状態を想像すると、とても不便ですよね。『KEEP28』は人生100年時代であっても、自分自身の28本全てを健全な状態で保つという究極な目標になります。日本で従来行われていた「治療中心の歯科医療(痛い所を治療して終わり)」では到底叶わない目標になります。『KEEP28』を実現化するために重要なのは科学的エビデンスに基づいたメディカルトリートメントモデル(MTM)というシステムです。MTMとは医科の観点と同じであり、初期のリスク評価から個々の患者さんに合わせた予防プログラムを立案、最小侵襲治療などを行い、定期的なメインテナンスに至るまでの流れです。
当院は、数年前からこのシステムを導入しています。初めて受診される方は虫歯の治療まで時間がかかるので驚かれる方がいますが、いままでなぜ虫歯や歯周病になってしまったか検査してリスクを評価し再発を防ぐことは患者さんの一生を考えると、とても重要となります。歯は削られるとどんどん寿命が短くなります。削られる前から自分のリスクを把握し予防をしていくことはとても重要です。少し長くなってしまいましたね。
これからもオーラルフィジシャンのひとりとして、みなさまの口腔内の健康のサポートができればと思っています。そのうえで、知識と技術を向上させていきたいと思います!
クリニックについて
CLINIC OVERVIEW
料金表
PRICE LIST