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15.10.22

インプラント治療をご希望される方には必ずその歯を失った原因というのが存在します

歯がどういう理由で抜歯になったかをよく知ることがとても大切です。

虫歯が原因で抜歯になったとしたならば、虫歯がその歯だけでなくそのほかの歯にもできている可能性がとても高くなります。口の中のミュータンス菌やラクトバチラス菌の数や食生活（食事の回数）や間食が多い、唾液の質や唾液量が少ないなどの理由から虫歯は発生します。当然歯磨きによるプラークの取り残しも問題になります。

歯周病で抜けた場合は歯周病菌の感染や遺伝的に歯周病が重度に発生しやすい、プラークコントロールがうまくいってないない、全身疾患がある、深い歯周ポケットや出血がある、年齢が高い、たばこ、メインテナンスの不足などが大きく関わってきます。

歯根破折で抜歯となった場合は噛み合わせ、食いしばり、歯ぎしりなどをされているなどのコントロールが必要となります。

これらの原因をひとつひとつ減らしてコントロールしてから外科処置に移行すれば失敗のリスクは大幅に減らすことができます。

これらのリスクコントロールを行うことは結果として今後、虫歯や歯周病の発生を食い止めることができ長寿をまっとうしたときにおいてもおいしくなんでも自由に食べる楽しみを一生続けることができるようになります。