星野歯科駒沢クリニック

HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC

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歯の全くなくなるケースとは?

15.10.11

不幸にも歯をすべて失ってしまう場合はほとんどが重症な歯周病で発生します。

ある研究のデータで歯を全く磨かない、歯の治療を全くおこなえないというスリランカの紅茶農園で働く患者の歯周病がどうのように進むかという研究から8割の患者さんは都会のメインテナンスをしている患者とそれほど変わらない歯周病の程度で、8~15%の一部の特定の患者さんだけが歯周病が重篤化しているという報告がされています。

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歯がすべて抜け落ちてしまうという患者さんの多くはこの全体の8~15%のもともと歯周病になりやすいリスク因子を多く持ち合わせた患者さんであったということになると思われます。

歯周病の進行はひとそれぞれ異なっているのです。全く同じ症状の患者さんがいても一部の患者さんは歯を失うまで進行しますが何年経過してもそれほど悪化しない方もいるということです。

事前にその患者さんがどのパターンになるのが予測できればメインテナンスの方法や通院感覚を変えてなるべく進行しないようにしていけます。

OHISと呼ばれる歯周病のリスク検査でその予測ができるようになります。重篤な歯周病が発症してからでは遅いので発症する40歳代以前に受診すること重要です。

OHISとは

OHISは、Roy C. Page(元ワシントン大学歯学部教授)をはじめとするアメリカの歯周病専門医グループとPREVISER社が10年をかけて開発した、歯周病のリスク評価を行なうソフトウェアです。
蓄積され続ける膨大な疫学データをもとに構築した、世界基準のリスク評価を提供します。


■評価レポートについて
次の4項目についての評価レポートが得られます。

歯周病のリスク2

(1) 歯周病リスクの度合い : 1~5
(2) 現在の歯肉の健康状態 : 1~100
(3) 推奨される治療方法
(4) 診断

当クリニックでは全患者さんにこのリスク検査を行うようにしています。

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