星野歯科駒沢クリニック

HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC

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Drカイヤット マイクロエンドセミナーに参加

15.09.26

今日は診療をお休みしてマイクロスコープを応用した根管治療の研修会に参加です。

この分野の技術の進歩は目を見張るものがあります。暗く狭い根管内をいかに効率よく治療するかどうかは専用の道具の使い方がとても重要です。そしてこの道具が毎年のようにより良いものへと進化を遂げています。 1年前になかった最新の道具を駆使することで根の治療の成功率は格段に上がってきました。 100%に近い成功率であれば抜歯をすることもさらに減ってくることになりインプラント治療になるケースも減るはずです。 私の治療スタンスは保存できるならなるべく自分の歯を生かしそれでもダメなら抜歯です。その時にインプラント治療となるわけです。

根の治療は根の先から治療をした方が成績がよいという新事実などなどいろいろと新しい手法が開発されています。

根の先端にできた膿の部分を直接切除して治す歯根端切除法も進化と遂げています。根先端部3ミリをカットして逆根管充填3ミリの合計6ミリを処置するのが常識できた。この方法ですと成功率は90%ですが根尖部から9ミリを処置するという新しい方法で100%の治癒率となってきました。

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こうなると従来の歯の裏を穿通させて根の先端にアプローチするという方法は80%の成功率なので外科的な歯根尖端切除のほうが成功率が高いということになります。

これも新しい道具の開発があるからです。3ミリの逆根管形成の道具も9ミリまでできるなったことが成功率を高くした原因です。

ニッケルチタンロータリーファイルについてもファーストアプローチにいきなり♯10番の04テーパーから穿通させるという新技術、新しい常識からいままでの手用ファイルがいらなくなる新技術でこれまたびっくりでした。

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歯科は勉強すればするほど変化を感じることができる学問です。だからこそ研修会参加はとても重要です。勉強を辞めた瞬間から歯科人生は終わります。

来週は山形の酒田 熊谷先生のおひざ元まで予防歯科の最前線について勉強してきます。

一分野だけでは臨床を行う歯科医としては不十分です。私はすべての分野で良い情報を吸収しながらバランスのよい臨床家を目指します。

どこまで続けられるかは自分の精神力にかかっているように思います。

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