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骨がすくなくて他の医院では植立不可といわれたときは


最新のインプラント植立技術の導入(骨を増やしながらインプラントを植立する)
 現在インプラントを植立する方法にはいろいろな技術があります。私も以前までは骨が充分にあるケースしかインプラントの植立を行っていませんでした。しかし、患者さんの要求のレベルは年々向上し歯科の技術も進歩しあらゆるケースに対応できるようになりました。充分な骨の厚みや高さがある方には通常の方法でインプラントの植立が行われています。
 しかし、骨の厚みがない方や高さが不足している方は骨を増やさなければインプラントの植立が行えません。ですから歯科医院のレベルによりインプラントの植立できる可能性は変わるはずで、これから紹介する技術は通常の歯科医院ではできない技術で熟練を要します。


■骨を増加させるテクニック

 

ソケットリフト法(上顎洞挙上術)


上顎の特に奥歯に相当する場所にインプラントを植立する場合よく骨の高さが不足していることがあります。この場合元の骨の高さが4ミリ以上あればインプラントの植立と同時に骨の高さを持ち挙げながら植立することが可能です。不足した骨を回復させるために骨に完全置換される人工骨やPRP(後で解説)や患者さん自身の骨を補強材として使用します。ただし、3ミリ以下の高さの骨ではサイナスリフト法が適用されます。
上顎臼歯部の約70%ぐらいがこのテクニックなしには対処できません。
このテクニックを使用した場合は、インプラント植立も同時に行いますので、約4ヵ月後に咬めるようになります。


上顎の骨は高さが不足していて
インプラントが植立できない場合、
このような状態になってます。


このように不足した骨を回復させながら
インプラントの植立を同時に行う方法です


4ヵ月後に歯の頭をつけていきます。



サイナスリフト法(上顎洞挙上術)


上顎の特に奥歯に相当する場所にインプラントを植立する場合よく骨の高さが不足していることがあります。ソケットリフト法では対処できない1〜3ミリしかない骨の高さを人口骨と患者さん自身の骨やPRP(後に解説)を移植することで高さを増す方法です。この方法は骨を大量に増加させることができるますが、同時にはインプラントの植立は行わないので通常の植立に比べ6〜9ヶ月ほど治療期間が伸びるデメリットはありますが確実に骨を増やせます。
上顎臼歯部の30%ぐらいがこのケースに当てはまります。
このテクニックを使用した場合は、骨ができるのに6〜9ヵ月かかり、その後インプラント植立となりますので、約9〜12ヵ月必要となります。


骨の高さが1〜3ミリと非常に低い場合
1回の手術ではインプラントの植立はおこなえません。
このケースでは1度目の手術で骨の高さを高くします。


そして半年後に高さの増した骨に
インプラントの植立を行います。


さらに3ヵ月後に歯の頭をつけるので
トータル9〜12ヶ月の治療期間となります。



ベニヤグラフト法


骨の厚みがない場合に他の部位から骨を移植して骨の厚みをましと後にインプラントの植立をおこないます。移植する骨は下あごの親知らずが生えていた部分や下あごの前歯の部分から採取することがあります。
このテクニックを使用した場合も、骨ができるのに6ヵ月かかり、その後インプラント植立となり、9ヵ月必要となります。


歯が生えている状態では
骨の厚みは十分にあります。


歯が抜けてしばらくすると
骨の厚みは次第に薄くなってしまいます。


厚みの薄くなった骨に薄い骨を移植した
骨の厚みを回復させます


回復した骨にインプラントを入れます。



GBR法


通常の植立においてもよく使われるテクニックで少量の骨の欠損部を移植骨や人工骨でカバーしその上から特殊なメンブレンと呼ばれる人工膜で覆うことでインプラント表面の露出を防ぐ方法です。
すべてのケースにおいて使用する可能性があります。
インプラント植立と同時に行い4ヵ月かかります。


インプラントを植立したときに
一部インプラントの表面が露出することがあります。


この場合、人工骨などを露出したインプラント表面にあてがい、
その上から人工の膜(メンブレンと呼ばれる)で覆います。


すると4ヶ月以上たてば
その露出表面が骨で覆われるのです。




■ディストラクション(過骨延長)法


下あごの前歯部で著しく部分的に骨の高さがなく骨が吸収され大きな欠損があるときに適用されます。特別な高さを増やす道具をその部分に埋め込んで1日に0.5ミリのスピードで約2週間で骨を増殖させる方法です。


移植材料について
現在一番問題がない移植材は自分の体の骨だと言えます。ですから基本的には骨がない部位に骨を作る場合は他の部位から骨をいただいてくることになります。この骨を自家骨と言いますがこの他に他家骨と呼ばれる他の人から採った骨や異種骨(牛や豚や馬)のものを使う場合もありますが当院ではいっさいこのような移植材の仕様はしていません。


現在もっとも安全な移植材料 PRP(多血小板血漿)法


当院では狂牛病やヤコブ病の原因となる移植材の使用を避けるために自分の骨の他に人工的な移植材(セラソルブ)と自分の血液の中に含まれる濃縮血小板を移植材として使用しています。このPRP法は約10cc(通常の採血量の1/40)を特殊な遠心分離器で血球と血漿を分離したくさんの成長因子が含まれる血小板を取り出す方法です。
現在のところ、この装置がおいてある病院は数えるほどしかないでしょう。しかし、非常に有効な手段でこれから歯科のいろいろな分野に応用される可能性があります。

※サイナスリフト法、ベニアグラフト法、ディストラクション法など特殊な手術が必要な場合は、別途治療費がかかります。



■治療費


骨増生治療費
ソケットソフト法
1ヶ所につき \52500
サイナスリフト法
一カ所につき 手術代 
技術料として
\36750
\262500
ベニアグラフト法
一カ所につき 手術代 
技術料として
\36750
\315000
GBR法
材料費のみ別途追加となります。 \52500