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腫れない痛まない手術法


■フラップレス(無切開無剥離)によるインプラント


最近、私が多用しているインプラントの手術法である。この方法でインプラントを入れると患者さんがとても楽なので多用している。特に痛みや腫れ、出血がほとんど無くてさらには薬もほとんど使用しなくてもいいと思う。
しかし、すべての症例に使用できる方法ではないので診断が重要である。私の場合はCT撮影後にシムプラントソフトでシュミレーションをして骨の状態が太くて高さがあり上部で骨の形がフラットかもしくはかまぼこ状のもので歯茎に付着歯肉が多いものであれば全てこの方法で行うようにしている。特に臼歯ならば診断さえきちんとしていればかなりの確立で適用可能である。

通常の方法なら歯ぐきをメスを使用して縦や横に切開を入れて完全に骨を露出させて骨の形を直接確認しながら骨にドリルしていくことになる(下の図の手順3枚)がこの手順を全て省いて歯ぐきに小さな穴をパンチングで開けて切開なしにインプラントを入れるのである。歯茎を最小限に傷つけるので感染がほとんどないので治りが大変いいことになる。(下の図3枚を省いていきなり左上の状態で完了します)

先日、王監督が早期に胃がんの内視鏡による手術で退院されたがこの方法と考え方はいっしょである。腹に切開を与えないので早期の退院が可能になるのだ。

患者さんがなるべく楽になる方法を選択したいものだ。


2006.8.8



腹腔鏡下手術とは、開腹せずに腹腔鏡で腹腔内の様子をビデオスクリーンに写しだし、この画面を見ながら特殊な器具を使って手術を行う方法です。腹腔鏡下手術ではお腹に5から10mm程度の3ヶ所ほど小さな穴を開けるだけで手術ができます。傷が小さいため、術後の痛みが少ない上、傷はほとんど見えなくなるので美容上の利点もあります。3から4日という短期間の入院ですみ、社会復帰も早くなります。

このように従来の開腹手術では入院が長期化し社会復帰が遅れるといった欠点がありました。

この方法に似た方法でインプラント手術を受けることができるようになりました。ある一定の条件を満たせば可能となります。心臓外科や脳外科のような難易度の高いオペは腹腔鏡下手術は難しいのと同じようにインプラント手術でも同様に骨が薄いケースではこの方法は行えません。しかし、下顎の臼歯部のような骨の厚みや高さがあるような部位では可能です。方法は簡単でインプラントを入れる部位の真上から直径3〜4mmの円形の小さな穴を開けその部位に切開や剥離なしに直接インプラントを入れ込む方法です。

この方法でインプラントを行えば腫れることもごくわずかで痛みもほとんどありません。遠方からの通院でも消毒や抜糸がいらないので通院回数も非常に少なくなります。

  1. 初診当日に当クリニック併設のCTセンターでCT検査で骨の状況を確認してフラップレス法(無切開無剥離)が行えるか診断します。オペの予約をします。

  2. インプラントオペ 1本あたり5分以内でインプラントが植立されます。

  3. 10日後に傷口の確認に来ていただきます。

  4. 問題がなければ2ヵ月後に型取りをおこないます。

  5. 型取りから2週間後に被せ物が装着され咬めるようになります。

  6. 被せてから2週間以降に調整をおこないます。

  7. メインテナンス 3〜6ヶ月に1回きていただきます。