インプラント体験リポート 〜当院でインプラント治療を受けられた方々の体験談です。〜
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インプラント体験談
前歯1本を失って
ある日、夕飯のときにグラタンを食べていた。マカロニをかじった瞬間ゴリッという音が…(汗)
「何?」と思ったときには既に前歯が折れていた。こんなにやわらかいもので歯が折れるなんて…。神経を抜いた歯は弱いとは聞いていたがここまでもろいとは…。凄いショックを受けて翌日とりあえず歯医者に行った。
そこの歯医者の先生は、「とりあえず使えないかなぁ…」と言いながらその折れた私の歯をもう一度使ってつけようとしたのだ。根元から真二つに折れたその歯をだ。
今ほどの知識も無い素人考えの私でも「マジで?」と思ったのを今でも覚えている。結局は、たいした説明もないままだったが、その折れた歯は当然使えず、鉛筆のキャップのような仮歯をつけてもらい数日間治療に通って保険のきく前歯を安く入れた。違和感があってそれを伝えると、そこの先生は「そのうち慣れますよ。みなさんそうですから」と。
ところがその差し歯は、何度も何度も取れるのだ。最初はまだ良かったが、取れてつけて取れてつけてと数回繰り返すうちに不安だけが募っていった。なぜ取れるのかもわからなかったから余計に。
あるとき友人にその話をすると「ねぇおかしいよ!その歯医者下手なんじゃないの?」と一言。そこで初めて疑問に思ったのだ。今考えてみると、そこまで気がつかなかった私も変だぞっ!とは思うが、病院はどこでも看板が出ていれば大丈夫だろうくらいの浅い認識しかなかった。
それから私は歯医者さんを探しはじめ、子供のお母さん関係の何人もの人から口コミで「上手いよ」といわれ星野先生に通うようになった。
その当時は、星野先生はいつもいつも忙しく、通える曜日の関係もあって、私は勝本先生にお世話になることになった。
正直、お世辞抜きで、「プロの仕事ってこういうのを言うんだ…。」と感激したのを覚えている。
最初に私が「とりあえず歯が入っていれば良いですので…」といった時に、勝本先生は「歯の治療にとりあえずっていう言葉はありませんよ。お金をかけられるかけられないは、患者さんの都合があるでしょうから無理にお勧めはしませんが、保険の効く歯とそうでない歯の違いは、土台のつくりまで違います」と、とても丁寧に説明してくれた。
折れた歯の治療をしながら、その言葉が頭の中をぐるぐると回って初めて良い歯を入れてみようと思ったのだ。
結果は、仮歯のときから大満足!!”えんぷつのキャップ”みたいな物をイメージしていたからあまりの出来の良さと違和感のなさに驚いたのだ。「私この歯のままでも良いです!」といったのを覚えている。まぁ当然そこで仮歯がもたない理由など細かい説明を受けたのは言うまでもない(笑)。本当によく出来たその差し歯は、私の今までの考え方を全部変えてしまったのだ。
それから何年かしてまた差し歯が取れるようになった。そこで初めて自分が歯を食いしばって寝ていてそれが原因だということを知った。それも細かい生活の中の話からも、なぜ朝歯を磨いていて取れるのか…などという理由も教えてくれた。
マウスピースをつけてなるようになってからは、以前よりは差し歯のとれる回数は減っていった。
それでも”ビーフジャーキーをかんだ瞬間に…”とか、”チキンの骨がはさまって…”などという理由で差し歯が取れてしまうことは何度もあった。
勝本先生が実家に帰るために星野歯科を退職されて、星野先生にみていただくようになったのはそれからだったと思う。
その間も、歯が取れてしまった時に何度か星野先生につけてもらった。その時に「神経を抜いた歯はもろくなっているので…」など、自分のかむ時のくせやかみ合わせなど、色々な話を聞いた。「折れる場所によってはインプラントの方が良いかもしれませんよ」とブリッジとインプラントの違いとか、言い点悪い点金額のこと、審美性や口臭の発生の話等など…たくさんの話を聞かせていただいた。
どこかで「次にとれたらインプラントなのかなぁ…」と覚悟はしていた。
しかしそんなある日、食パンをかじった瞬間に、根元からその歯が折れてしまった。悪夢のようだ。「なぜまたこんなにやわらかいもので…。しかもいつも取れた時とは何かが違う」そう思いながら予約の電話を入れた。星野先生は予約でいっぱいだといわれたので、片桐先生にみていただいた。
レントゲンを撮ってもらい、根元から歯が折れているのを聞き「治療はインプラントが一番良いと思います」と言われた。
あまり悩まない性格の私も手術が怖いという理由と、金額が高額だからという理由で悩みに悩んだのだ。前に話も聞いていたし、覚悟もしていたはずなのにやはり怖かった。週刊誌で大げさに書かれたインプラントの手術失敗例を思い出していた。
結局、電話でどうしても星野先生に時間を取ってもらい細かい説明を聞きたいとお願いした。
細かい手術のことから費用のこと、良い点悪い点、前にも聞いたことをまた更に聞いているのも関わらず、丁寧に説明してくれた。HPでも色々と調べてきていたが、絵やPCを使って私が聞きたいことがなくなるまで説明していただいた。
思えばあの時に、凄く時間をかけて説明していただいたからこそ安心して手術に望めたんだろうと思う。昔はお医者さんに根掘り葉掘り聞くことは失礼に当たるんじゃないかと気にしていたことがある。でも、星野先生は違うんだ…と思った。
それから、治療に行き話しをする度に自分が楽な気持ちでいられ、緊張していた最初とは違い、冗談を言ってみたり雑談をしてみたり、通院すること事態楽しくなってきていた。
もう完全に先生に対して信頼できると思っていたためか、手術は少し緊張したが全然怖くなかった。どこかで「絶対に大丈夫だ」と思っていたのだ。信頼関係とは凄いものだ。
手術当日、お気に入りのCDを持って行き手術中にかけてもらった。普段は”ハードロック”を好んで聞いているが、手術中は…とおとなしめの曲を選んだ。いつも通勤の時に聞いているドリカムのバラードベストだ。普段の生活に近い音楽の方がリラックスできるだろうと思ったからだ。
歯科衛生士さんが患部の消毒と歯磨きをしてくれた。そのときも完全にリラックスした状態で、「歯を磨く強さってこのくらいで良いんだぁ…」などと、普段の自分の力加減との差なんかを考えていた。
消毒が終わり手術室に入ると、手術着をきて完全滅菌状態の先生としか衛生士さんがいた。説明を聞いてはいたが「ほ〜こんな風になってると緊張するかも」と思った。
椅子に横になって髪の毛をシャワーキャップのようなもので隠し、口の場所のみ空いている布をかける。その間一つ一つ衛生士さんや先生からの説明がある。わかっていても言われると「あ〜これをやるんだなぁ」とか、確認できるのでそれがまた安心につながっていった。
手術は…というとCDを聞いているうちに、あっというまに終わってしまった。途中説明があるため、次はこれだな…と、心の準備が出来たが、痛みもなく本当に短時間だった。
苦痛だったことを、しいてあげるとすれば”のどの奥に血がたまってそれをペッと吐きだしたかった”事くらいだ。
術後の飲み薬の説明と鏡を見て手術内容の説明、その日の注意事項など先生から話があった。歯磨きの時の注意などは抜歯の時と同様だった。ブラシはあてなくて良いとか、口の中の消毒のために必ず消毒液の入った水で、ぶくぶくうがいをするとか。
不思議と痛みもなく薬を飲んでいたせいなのか、麻酔が切れる前後30分くらいの間がほんの少しだけ違和感があり重たい感じがしただけだった。抜歯のときよりかはほんの少し腫れがあった。
抜歯の時には結構痛みがあったので、そのくらいかな?と、覚悟していたせいかとても楽だった。怖いのも抜歯のほうが怖かった。自分の歯を、永久歯を抜かなければいけないというのは、それはそれは怖くて、同時に落ち込んだ。この歳で…と。
しかしそれがインプラントの手術後は、「私って何が怖かったんだっけ?」という気持ちになっていた。
翌日に患部の消毒と傷の状態を見てもらった。そして1週間後に抜糸。あとは4ヵ月後の2度目の手術を待つのみ。仮歯もなぜ隙間が空いているか等、説明を受けた。
2度目の手術までの間に1度だけ仮歯の隙間をうめてもらい見た目はよりいっそう良くなった。中には「もう歯はいったの?」なんて聞かれることがあったくらいに違和感がない。
あとはひたすら歯が入るのを楽しみにしていた。
どこかで「早く歯を入れたいな」とせっかちな気持ちになっていたが、いつもの歯科衛生士さんは時間をかけて骨をきちんとつくりゆっくりと良い状態に持っていくことなどを説明してくれた。
「よし!待っている間に骨をきちんと育てるぞ!!」と、思った(笑)。
そして待ちに待った2度目の手術は、さらにあっという間に終わった。痛みもない。違和感すらない。もちろん腫れもしなかった。「すぐに型取りとかをするのかな?」と、待ち遠しい私は、またせっかちに考えた(笑)。
しかしそこでもまた用心深く、様子を見ながらの治療が続く。
型取りの日は、それはそれは何度も型を取った。上だけではなく下も。全体の型に部分的な型。差し歯のときにも経験があったが周りの歯の色とモデルになるセラミックの色とを比べて並べながら、歯科技工士さんと先生の会話がある。とても大きなレンズの着いたカメラで何枚か写真を撮った。
最初に星野歯科で差し歯を作ってもらったときにもそうだったが、出来が本当にすばらしい。本物みたい…いや本物以上だ…と思った。歯の先の方の色が透明っぽく作られているのなんて見たら感動ものだ。前歯の印象で、人って変わるんだ…と、真剣に思ったくらいだ。
それと自信がつくせいなのか、以前に比べて歯を見せて笑うようになっていた。友人の親から「あなたは歯並びも良くていいわねぇ〜綺麗な歯してるわ」と褒められた時なんて、すっごくすっごく嬉しかった。
さらに歯が入るのが待ち遠しくて仕方ない。歯医者さんに行くのを楽しみで〜と話す私は、歯医者嫌いの友人からすると不思議だったようだ。
待ちに待った完成した歯を入れる日。今回は星野先生が「少し前歯が出ていたところを、気持ち内側にしました」と説明してくれた。
型をとった後に少し後退していた歯茎の状態が不安で仕方なかった。
するとその場で、先生と技工士さんが話をしていて「20分待ってください。すこし直したいので」とのこと。そうです、その場でその後退した歯茎の部分をカバーするためにセラミックの焼き直しをしてくれたんです。感想としては「す、すごい…」の一言。
テンピールの寝心地の良い椅子でゆったりと音楽を聴いていると20分なんてあっという間だった。
出来上がった歯をつけてもらい、鏡を見ると「完璧だわ…本物みたい」と、思った。
そのすばらしいできの歯とそれまでにかかった技術に手間に…と、色々と考えたらこの値段は高くないわ。。。と心底思った。
あとはきちんとメンテナンスに行き、長持ちさせるように自分で管理しないといけないなぁ〜と思い、いっそうこの前歯を愛しく思うようになった。パンをかじるときにも、もう怖くなく安心して生活できている。
前歯に虫歯のある人や、歯並びがとても悪い人を見ると気になってしまう。「何で治さないのよ?」こんなに違うのに!」って。
インプラトを不安に思う人がいたら、この自分でした経験を是非教えてあげたいと思う。あの時、ほんの少し勇気を出して挑戦してみてよかった。本当にこんなに違うんだもの!!
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