星野歯科駒沢クリニック

HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC

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DIO NAVI インプラントガイドで抜歯即時荷重

16.09.19

今日は画期的なインプラント手術を行うことができました。このDIO NAVI を使用することで今までにできなかったインプラント治療を可能にします。

患者さんに対しては

 痛まない、腫れない、安全、正確、手術が楽、その日に歯が入るなど様々なメリットがあります。

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このガイド(マウスピース)を歯に装着してドリルホールからインプラントの入る位置を正確にドリルして入れるので歯茎を切ることなく小さな穴は歯茎にピンホール形成して入れるために歯茎に炎症がほとんどおこりません。

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中央の歯を抜歯して同時にインプラントを骨の中に植立してさらに事前に製作しておいた仮歯を装着しました。

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抜歯した歯より形もきれいになりました。手術直後ですが出血もほとんどありません。

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手術の翌日に撮影したものですが腫れも痛みもなく患者さんはニコニコ顔でした。

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この後のコメントは歯科医師向けの情報です。専門用語で書きます。

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いままでのガイド製作は自分のパソコンにインストールされたガイド設計のソフト上で自分でインプラントの位置決めをしていました。この手間やソフトの購入やバージョンアップの費用などかなりの手間やコストがかかります。DIO NAVIではTRIOS3の口腔内スキャンデータ(上下顎とバイト)とCTデータをDIO JAPANに送ります。

数日でトップダウントリートメントで理想的な最終補綴の形態をDIO JAPANのパソコン上でインプラントを理想的に植立したシュミレーション画像を作って送ってくれます。自分のパソコンとリモートでミラーリングして共有して微妙な角度や位置の修正を電話をしながら決定していきます。自分でシュミレーションソフトを購入しなくていいのです。インプラントの位置決めの微調整だけ指示すれば2~3日でガイドが送られてきます。(これはかなり画期的な方法だと思います。)

もうひとつはガイドとカスタムアバットメント+テンポラリークラウンが一緒に納品されてくることです。これもいままでのインプラントシステムではできなかったことです。しかもこのテンポラリークラウンはガイドでトップダウントリートメントで疑似にパソコン上で製作したクラウンと同じ形態で製作してきます。今回はチタンベース+CAD/CAMで製作されたクラウンを手術前にレジンセメントで接着して装着しました。

しかもインプラント体のインターナルヘックスとチタンベースのヘックス部分がずれもなく接続できてクラウンの回転のずれがないことです。ガイドホールの頬側にノッチがありますがそのノッチとインプラント挿入ジグに刻まれたノッチを合わせて埋入深度をコントロールするとクラウンの回転の位置がずれません。

ガイドの歯牙に対するフィットは 3Dプリンターで製作するために精度がとても高くフリーハンドでガイドを抑えることなく手術をすることができます。ストローマンガイドの場合はガイドのハンドルを左手で握ってそのまま右手でドリルすることになるので両手が塞がってガイドの安定が失われます。しかもドリルの回転数がストローマンのガイドだと通常のガイドを使わないときの埋入回転数と同じなので振動でガイドがぶれやすいのです。DIO NAVIでは歯肉パンチと骨のフラットドリルだけが300回転、形成ドリルは無注水で50回転で行います。回転数がとても低いのでぶれない、熱傷もおきないのです。

これほど考えられたガイドシステムはDIO NAVI以外にはありません。

11月3日にDIO JAPANで久しぶりに講演会をすることになりました。8人限定ですが長らく講演会は断っていたのですが、これだけの良いシステムを皆様に知っていただいた方がいいかと思い決断しました。

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