スタッフブログ

16.07.28

市場に出回りつつある口腔内スキャナー(型を取る代わりの道具)=これからは歯型取りという行為がスキャン作業に変わります！ 各社の精度やスピードについてコメントします。

今の所 3shape社 Trios3が精度もスピードも速いようです。 実際に使用していますがインプラントガイドで3Dプリンターで製作したDio Naviを使用していて以前のシムプラントに比較すると格段に良い適合でほぼフリーハンドでガイドを押さえなくてもフィットが維持できます。 ストローマンGonyXではハンドメイドのガイドのためラボの術者の経験で適合は相当に変わります。結果として深度コントロールでズレが生じてきます。 Dio Naviではそのズレは気にならない程度で十分臨床で応用が効きます。 スキャンスピードについてはPCのスペックに大きく依存するのでここが課題ですね。 Trios3 Ominicamの両方を比較すると単独修復クラウン、インレーレベルならヘッド小回り Omunicam の方が撮影には適しています。 結論からいうと全体歯列を撮影するならスピード重視でTrios3 現時点で実用性補綴を考えるならOmunicamですね。 私の場合は将来性でTrios3です。これはこれからの流れでフェイシャルスキャン+口腔内スキャン+CTスキャンの融合でバーチャルペイシェントが実現され、PCに擬似患者がいる状況を作り出します。ここに顎運動が絡みます。 どれだけ費用をかければいいかわからない投資になるはずで実現できても採算が取れなければ意味がありません。