スタッフブログ

16.06.13

より精度の高いインプラント植立法をスタートさせました。そのため５月後半よりＣＴデータとTrios3によるスキャンニングケースが急増しています。ＣＴデータ＝骨の断層撮影＝骨の３Ｄ画像　と口腔内スキャニングデータ＝歯茎と正確な歯牙データをＰＣ上で重ね合わせていきます。

そうすることでいままよりも格段に診断や手術の精度があがり誤差も解消していきます。第４世代のインプラントガイドシステムはフルデジタルで行うのでスキャンデータとＣＴデータの重ね合わせがうまくいけばあとは理想的な歯の形態をデジタルで再現してその真下にインプラントを神経の走行から２ミリ離した安全領域の骨の中に入れ込むシュミレーションを事前に行います。いわゆるトップダウントリートメントと呼ばれる最終の理想の歯の形を予想して診断治療計画を立てる手法をとります。シュミレーションで歯茎や骨の足りない部分はＣＴＧやＧＢＲなどの骨と軟組織の回復術をおこない最終補綴が理想の形態になるように目標に近づけていきます。今回は右下大臼歯部２本のため、骨と軟組織の回復よりも機能重視の設計をしています。