星野歯科駒沢クリニック

HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC

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歯科医療の価値をあげるためには

16.05.20

4年前から始めた歯科の内科的アプローチは昨日書いた記事でもわかると思います。 歯医者は大工的な発想があると思いますがこれでは破壊者となります。

欧米では歯医者の人気職業ランキングは常に1-5位にノミネートされています。国内では200番ぐらいでパチスロに負けているぐらいです。 米国では歯科医になるのはエリートでないとなれません。4年制大学で卒業した後にさらに歯科大学に4年間も通わなければいけません。入学競争倍率も15倍以上が常です。当然、報酬もとても高くなります。国内では6年生大学を出て1年間の研修医になればあとは自由です。入学競争倍率は2~3倍程度でほぼ入れます。報酬は米国の1/3程度です。 こんな状況を作ったのは日本の責任が大きく、先進国の中では格段に治療費は安くなっています。治療費が安くなれば治療の質は落ちます。それだけ多くの患者さんを一人の歯科医師がみないと経営が苦しくなるからです。

スエーデンでは80歳で22本もの歯が残っています。米国でも20本以上となっているのに日本では10本程度でその統計データも厚生労働省で適当に70歳後半の残存歯牙を組み込んで見せかけのデータになっています。 保険制度は誰もが受けられるありがたい制度ではありますが質は最低です。アレルギーの出る可能性の高い金属は使うし、本当に最低です。 私も海外に行く機会が多いので相当に差があることを感じます。海外では多くて歯科医師にとりあたり一日に8人程度の診療です。その8人に対して全力で最善の方法をアプローチしようとカウンセリングに時間をかけます。患者さんと歯科医、歯科衛生士との信頼関係もしっかりとできています。

私の考えではしっかりとした治療を提供して海外先進国並に日本変えていきたいと思います。 大工的な歯科をなくして内科的な歯科に持って行きたいです。 日本の先生のアプローチは悪いところを治すことに重きを置いていますが、本当は原因を調べて改善し予防をすることのほうが重要だと思います。 多くの先生はそれは理想だけど現実は 生活がかかっているんだから無理だと諦めています。私はここにチャレンジしてみようとしています。国内の特に東京での予防中心はそう簡単には実現できません。多くの歯科衛生士を配置して内科的に診断できるシステムを構築して、健康な患者さんを増やす仕組みなので保険制度の歯を削り続けるシステムとは根本的に違うからです。

星野歯科も発展途上です。 限界までやって駄目ならそこまでという気持ちでやりとうげようと思います。

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