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16.04.13

マウスピース型の矯正装置製作過程もいよいよフルデジタル化してきました。いずれは国内でもできるだろうと考えていましたが1年遅れでCEREC system でスタートのようですね。

数年前からはiTeroと呼ばれる口腔内スキャン装置でインビザラインマウスピース型矯正装置の製作過程をフルデジタルで製作開始されていました。非常に高いコストのスキャナーで海外経由での製作などの問題から導入は見合わせていました。 CEREC system は20年以上前からある口腔内スキャナーと被せ物や詰め物を即日に完成させるCAD/CAM systemです。 多くの歯科医院で既に導入されていてこれにオプションとして矯正部分が加えられることになります。 患者さんにとっては苦痛な 型取りが無くなりお口をただ開いていれば口の中の立体情報を読み込むことができます。 今回はメーカーのシロナさんのブースで試させて頂きました。3shape Trios3 と比較してしまうと相当にのろいスピードですが方向指示通りに誰でも少し練習すれば10分程度で上下のスキャンを完了させることができます。 患者さんが楽になることや誰がスキャンしても精度に差が出ない点やクリンチェックが数日でできる点から導入する価値はありそうです。