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16.02.13

今日は究極の予防歯科について考えましょう

予防歯科の最終目的は歯を1本も失わず、虫歯にも歯周病にもならないようにしてその患者さんの一生涯を通して健康であるようにすることだと考えています。 この目的を達成させるには幼少期から虫歯にならない方法をご両親にもしっかりと理解して頂くことが重要ではないかと思います。 虫歯になる前から・歯が生えた時 あるいは歯が生える前から・お母さんのお腹にいる時からというのが答えに正解です。 生まれる前のお母さんの口腔内環境が生まれてくるお子さんの将来の虫歯の多さに影響しているという科学的データがあります。 虫歯菌はお母さんなど身近な人から感染するのですがお母さんの口の中が汚いと生まれて早い時期に虫歯菌が乳児に感染し定着してしまい、虫歯菌の多い子供になってしまいます。 早かれ遅かれ虫歯菌は感染して定着するのですが一番早くに定着させないようにした方が虫歯菌の数を減らすことができます。 戦争で領土を一番最初に占領すると敵がそのあとに流れ込んできてもなかなか領土を取り返せないというのとよく似ています。 そういうことでお口の中の領土を先に占領するのが虫歯菌でなくて他の菌になった方が良いといことになります。 そうするには家族全員の口腔内がきれいである必要性が出てきます。 家族単位の予防が必要ですね。 究極の予防歯科のスタートはマイナス1歳からお母さんとそのご家族にアプローチすることです。