星野歯科駒沢クリニック

HOSHINO DENTAL KOMAZAWA CLINIC

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インプラントの長期経過から学ぶこと

15.08.09

昨日は品川カンファレンスセンターでインプラントの長期経過から学ぶセミナーが開催されました。

一番バッターは勝山先生です。以前に勝山先生が症例発表されたケースを中心に10年ほど経過すると歯茎や顎骨の萎縮が起こっていくというお話から最後はストローマンインプラントでに即時加重all on4上下顎を最新のBLTインプラントで行った症例提示して頂きました。 5280595b649189dc4617d33223e9d42368286554.jpg
2番手はベルン大学のブーザー教授です。
抜歯後の早期荷重についてです。抜歯から4ー8週後にインプラント植立するときの注意事項についてです。何度も聞いている内容で教科書的な内容はいつ聴いても安心感が得られます。
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3番手は新潟の佐藤先生です。
彼の人を惹きつける講演プログラムと内容はいいですね。今回はバイオガイドとバイオオスとの組み合わせでのGBRの良さを強調する内容でこれも自分と同じで納得の内容でした。
4番目は日本のインプラントの産みの親である小宮山先生です。
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今回も30年近い症例経過からの問題提起をされました。小宮山先生の考えではインプラントは上手く利用すれば40年持つものもあり、目標は30年以上持たすことであると言われました。それにはどうすれば良いのか?
基本に忠実に術式を行うことやメーカーにも30年経過しても交換の効く安定したパーツの生産を続けて欲しいなど、流石に長期経過をたくさん経験されて我々の若い世代が同じ過ちを繰り返さないで欲しいという気持ちがこもった内容でした。
ラストは再度ブーザー教授です。
インプラント植立から4週間以内の即時加重ー即時加重についてです。
今までは即時加重についてはかなり否定的だったベルン大学チームでも即時加重が行われるようになったことを聴いて変化を感じましたね。ただし、彼らの即時加重の定義は植立と同時ではなく早期荷重のことを意味意味しています。
やはりSLActiveがとても有効なようです。私もかなり慎重派なのでこのインプラントでも8週間置いて補綴しています。
ほとんどが臼歯部でティッシュレベルインプラントを使用して毎週オステルでISQ値を測定し70以上最終補綴をするという基準で行っているようです。
勝山先生もこれからはオーラルスキャンを術前に行いガイド製作、最終補綴製作をしておいて荷重基準が満たされた時に補綴を行うお話でした。
時代の流れはデジタル化と治癒期間の短縮、患者の負担の少ない方法の選択ということでした。

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