究極の審美材料ジルコニア

新素材ジルコニアについて

ジルコニアは人工ダイアモンドとして有名であるが歯科領域では究極の審美性素材として今、大変注目を浴びています。今までの歯科の中心的な素材は金属、セラミック、レジン樹脂が主流でした。口の中の環境下ではまず腐食しないこと、強度があること、見た目が良好であるという3つの要件があります。レジン樹脂では見た目がよくても柔らかく次第に磨耗してしまうこと,変色していくという欠点がありました。金属は硬く丈夫ではありますが、見た目が悪く人により金属アレルギーを引き起こす原因となります。セラミックは見た目もよく、硬く、変色もない良質な素材ではありますが唯一の欠点として強い衝撃力に対してお皿のように割れる可能性があります。これらの3つの要件を満たしているのがジルコニアと考えればいいと思います。

ジルコニアの特徴

1、 金属アレルギーが起こらない生体材料であること
2、 光が透過する審美材料である
3、 金属よりも硬い丈夫な素材であること,1200MPa以上
4、 口の中で腐食の起こらない安定した素材である
5、 変色のない素材であること
6、 金属に比較して軽い素材であること

なぜ今まで歯科で使用されなかったのか?

以前よりこの素材が歯科では最高の素材であることは知られていました。しかし、金属よりも硬いこの素材を加工する技術がなかったのです。数年前よりCAD/CAMと呼ばれるコンピュータ制御の削り出し技術革新が起こりました。その結果としてこの素材を歯科分野に応用することが出来るようになりました。

現時点での問題点

このCAD/CAMの削りだす装置がまだ日本では数えるほどしか存在していないことからコンピューターで読み取ったデータ(スキャン)を海外に転送して海外である程度加工してから国内で再度加工をするためにひとつのジルコニアオールセラミックを製作するのに3週間ほどかかってしまうことです。来年には歯科メーカー各社が競ってこの機械を売り出す予定があります。

ジルコニア類似品の強度は?

ジルコニア 1200MPa
プロセラオールセラミッククラウン 約700MPa
インセラムジルコニア 約600MPa
インセラムアルミナ 400MPa
エンプレス2 350MPa程度
エンプレス1 100MPa程度

実際の臨床ケース

ケース1(上顎インプラント8本にジルコニアオールセラミッククラウンを装着)
この患者さんは某歯科医院からの引継ぎのケースで来院時には既に上顎には8本のインプラントが植立され、前歯から左側の奥歯にかけて仮歯が入っていました。何度か仮歯の調整を行った後にジルコニアオールセラミッククラウンで修復をしました。

ジルコニアオールセラミッククラウンの特徴

ジルコニアオールセラミックでインプラント
ジルコニアオールセラミックの費用



■ もともとある自分の歯にジルコニアオールセラミックを被せる場合

1本につき130000円


■ もともとある歯に土台を入れてからジルコニアオールセラミックを被せる場合
ファイバーコア代10000円+ジルコニアオールセラミック130000円

1本につき140000円


■ インプラントの被せ物をジルコニアにした場合(金属アレルギーがある方)
この場合はインプラント本体であるチタン以外の歯科用の金属をなくさなければいけないのでインプラント本体に装着する支柱の部分もジルコニアで作る必要性があります。
この場合は1本につきジルコニア製の支柱製作費用35000円が別途発生します。
手術代35000円+インプラント植立250000円+35000円+130000円

1本につき450000円


■インプラントの被せ物をジルコニアにした場合(金属アレルギーがない方)
この場合は従来通りの金属の支柱を立てるので費用はジルコニアの被せ物の費用だけとなります。
手術代35000円+インプラント植立250000円+35000円+130000円

1本につき415000円


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