保険と自費の材質の違い
保険の材質
現在の保険制度で使用できる歯の色と同じような色の材質には、レジンジャケット冠と硬質レジン前装冠があります。これら両者ともに、上下の犬歯から大歯までの計12本にしか使用できません。その他の奥歯に関しては、基本的に金属色の歯しか入れることができません。
こ のレジンという材質は、ある程度の色調しか再現ができず、完全に周りの歯と同じ色に合わせることは材質上不可能です。しかも、2〜3年の年月の間に黄変し てしまい、材質が歯に比べやわらかいため、長年の間にすれてしまいます。ですから、一時的に入れるのには適していますが、ほんとうの口元の美しさを求める方には不向きです。

右の前歯は7〜8年前に入れたものです。完全に変色しています。左の前歯のつめものも部分的に変色しています。

患者さんの希望により、左右の前歯をセラミック冠にして修復したところ。
自費の材質
保険外では、現在前歯の材質について、一番理想的だといわれているものにセラミックがあります。
セラミック(陶材)は、食器などに多用され、水分の吸収がほとんどなく、長期に渡り変色がみられません。しかも、色調再現性に優れていますから、歯の色の細かい色を再現でき、自然な歯に仕上げることができます。
色調再現や長期変化には優れていますが、衝撃に対して弱いため、一番奥の歯など、ものを非常に強く咬むような部位には不向きです。
左の2本の前歯は2〜3年前に 保険のかぶせものをしたとのことですが、黄色してきています。
結婚前に、前歯を治されたいとのことで、 約2w前歯を急いで入れました。
